2013年1月25日金曜日

TZR50 HID取り付け 全波整流


また間が開いてます。


NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUSⅡ-

に行って来ました。またこっちも後々書いていきます。



NANA MIZUKI LIVE CASTLE 2012にも行きましたが、写真が一枚も無いため記事にはしませんでした。







さて、栃木から帰って間もなく



ヘッドライトの神がかり的な暗さからHID導入に踏み切りました。

ヘッドライトバルブの交換も試したんですけどね・・・ 明るさ変わらずw


では説明して行きましょう。




原付では発電量が少ないので、ハイワットなHIDは不向きです。オーディオ等無ければ35Wでも大丈夫だと思いますが、今回はオークションで出回ってる中華製の25W10000kHIDを使用しました


何故かケルビン数欲張りました。





まず、アッパーカウルを外します。(今回の作業は上着を脱ぐ必要はありません)






























純正ウィンカー、ミラー、アッパー真ん中のネジを取ればカウルが外れます。



事故車みたいになりましたね。3記事後くらいには同じことのなってると思われます。


ヘッドライトはカウルにくっついてるので、カウルを取った時にヘッドライトバルブを外すと分離できます。



カウルからヘッドライトも外しましょう。
カウルの下に光軸調整のネジがあるんで、それを外れば外れます。




そしてヘッドライトバルブの着いてたなんかゴムが付いてる配線をカプラーから抜きます。

フロントフェンダーに乗ってるやつです



カプラーを抜いたら、車体側のカプラーにHIDのハイビームとロービームの配線を突っ込みます繋ぎます。

固定式の場合はロービームのみで構いません






































真ん中の黒線はアースですのお間違えないよう。
黒線ぶっ込まれてますが使用もしませんのでお間違えないよう。



どっちがハイでどっちがローかは配線突っ込んで点灯チェックで調べてください。


※この時点ではまだ点灯しません。とりあえず突っ込み、ガムテか何かで抜けないようにしておいてください



バーナーも落ちないようにしておいてください


































リレーから出てる+と-をバッテリーに直で繋ぎます。


全波整流前なので、エンジンがかかってないと点灯しません。(ハイとローの電気は交流のため)




エンジンをかけ、ライトスイッチでライトをONします。
































点灯すればとりあえずOKです。


バラストは適当な場所に格納しましょう。

自分はここに貼りました





























フレームの広くなってる場所です



この時、ライトスイッチに加工が必要かと思いバラしてましたが、結局加工不要だったのでそのまま戻しました

あと、グリップは栃木行く前くらいに交換しました





リレーなんかはアッパーのカウルステーに巻きつけたりして上手い具合に収めましょう




ヘッドライトにバーナーを組み込んで、カウルを落とさないように気をつけて元に戻します。


もう一度エンジンを掛けて点灯チェック。点けばこれでHID導入は完了です。


このままではバッテリーに負担がかかりすぎて速攻バッテリーが亡くなります。

なので、バッテリーへの充電量を増やしてやらないといけません。







では最終難関の全波整流に移りましょう。





その前にたらたらと全波整流の説明をします



・全波整流

原付の殆どが、バッテリー充電用と保安部品用をコイル全体の半分(半波整流)で発電しています。

もう半分は無駄な電気としてアースに流されてるので、アース配線を交流配線に繋げて充電に回すことで発電機をフルに使おうと言うものです



ジェネレーター → 保安部品(ヘッドライトやテールランプ) ジェネから直で電気が行ってます。

    ↓

レギュレーター → バッテリー充電 レギュを通ってからバッテリーに電気が行ってます




ジェネ直だと、交流電流(AC)なので+と-が一緒になってます。

レギュを通すと、レギュで整流(直流電流化)されるので、DC化で+と-が生まれます。





原付はアイドリングから回転を上げるとヘッドライトが明るくなりますよね。



ジェネレーターは常に交流で発電しています。 

発電量はエンジンの回転数によって変わります。

回転が低ければ電圧も下がります。




ハロゲンや電球は電気が流れば点灯するので+と-の区別も必要ないわけです(適当)




HIDはDC電源なので+と-が別々に必要で、常に一定電圧でないと安定しないので交流でHIDは不向きです。

そして、点灯してからバーナーの光が安定するまでにけっこうな電気を食います。


ジェネレーターの発電が間に合わなければHIDは使えないですよね。


ここで全波整流です。


レギュレーターで整流された電気は+と-に別れ、低回転でも安定した電圧になる。


全波整流では保安部品用AC発電もレギュを通るようになり、ジェネの発電をAC/DC半々だったのをDC/DCに変えます。

そして、無駄な電気としてアースに流されていたもう半分の交流電気も充電側に回し、発電機をフルに使用できるようにします。


DC側の発電量が倍になると考えても大丈夫だと思います。

ただ、その分レギュの負担も倍になります。

当然レギュは耐えられませんので、全波整流化対応のレギュレーターを別途用意しましょう。



中華製ならオークションで1000円前後で手に入ります。


原付ですがノーマルで全波整流が施されてる「ジョルノクレア」のレギュレーターが使えれば一番なんですがね・・・




そうすればバーナー起動が必要とするハロゲン以上の電流もカバーできると言うわけです。





長々と書きましたが、「自分でもこの解釈が合ってるのかはわかりません」

間違ってる可能性がありますのでご了承を。(実際の全波整流化は成功してます)









では実践!!












全波整流ではフライホイールを外す特殊工具が必要になります。こっちの糞田舎のホムセンにも売ってたのでどこのホムセンにも置いてあると思います。




ではまず上着を脱ぎます。





チェーンカバーを外すとフライホイールと対面できます。



































サビサビっすねぇ!!!!!!!!!!!!!!


真ん中のナットを画像にある変なのを使って供回りしないように固定し、回します。














外れたらフライホイールプーラーを使ってフライホイールを取ります。


両手での作業だったので画像がありません。ごめんなさい




























カバーが外れたら、  



 あ ! ! 
        や せ い の 
                 コ イ ル が あ ら わ れ た !






白線と黄/赤ツートンの線が見えますね。この両方が車体ハーネスと繋がる線です。

線の反対側に、ネジに銅線が行ってるのが見えると思います。これが無駄な電気としてアースされる電気の通る場所です。


白線か黄/赤線どちらか1本を半田コテを使って半田を溶かして外します。

銅線も同じように半田から外します。


自分は黄/赤線を外しました。































赤い線で囲った部分です。

ギリギリ配線は間に合うと思います。


黄/赤線に半田が乗ってたんで、収縮チューブを通してからその半田を溶かして銅線と繋ぎ、収縮チューブを縮めて他の場所に当たっても大丈夫なようにしました。
































ついでにカバーが汚かったんでお掃除。



































































元に戻してフライホイールの加工は終了です。





次はレギュレーターの交換です





ジョルノクレアのレギュレーターは高くて買えず、中華製のものをオークションで購入しました。































比較。 

縦の長さが純正より長いのがわかります。

横幅は単にフィンの大きさの違いでしょうねw
































オークションで中華製レギュレーターを買うときは、配線図の有無を確認しましょう。

配線図が無いと自分で電気を流して確認しなきゃいけないので、最悪レギュ破損の危険も出てきます。


さすがにカプラーオンではないので、カプラー手前で配線を切り、新しいカプラーを使います。

車体ハーネス側もカプラー手前から配線を切ります。


お世話になってるエーモンさん製の4極カプラーを使用しました。
配線間違えに気をつけながらギボシをカプラーにINしましょう





































配線が許す限りであればどこに固定しても良いと思いますが、自分は純正位置に付けました。

レギュレーター用にフレームからステーが出てるんですが、ちょっと曲げないとこのレギュは付きませんので、曲げましょう。



最後にライトスイッチの直流化です。


つい最近やったんですが、写真撮り忘れです。


黄/赤配線はジェネとレギュの間からライトスイッチにも通ってます。ここで交流電流を取ってたんですね。



↓間違い

シート下周辺で黄/赤線が分岐してると思うので、切断してください。

これやったらレギュに行く交流入力線が1本だけになるのでよくわからん事態になります。

しかも分岐してなかったしww





訂正↓

ちょうどタンクを支えるフレームの下あたりにカプラーがいくつかあると思います。
そこから黄/赤線を見つけて切断し、必要に応じてギボシで延長し


キーONで電気の通る茶線まで配線を延長してそこに噛ませます。


キーONでライトスイッチをONにしてHIDが起動すれば成功です。




お疲れ様でした。上着を着ましょう。



念のため、アイドリング、3000回転、8000回転くらいでの電圧を測りましょう。アイドリングで12~13V、回転上げて14V前後なら正常です。





今回は長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
質問ありましたらいつでもコメントにてどうぞ。

古い記事でもわかる範囲でお答えします。


次回もお楽しみに-(∩´∀`)∩






・訂正について

実際、走行中にクッソ早くバッテリーが上がってしまいライトが点かなくなる事件が起こりました。

帰って配線を見なおした所、レギュに2本交流入力線が行ってなきゃいけないんですが

ヘッドライトに1本  レギュに1本  


と謎の分かち合いをしてたので速攻直しました。


(俺、何考えてたんだろ・・・)と流石に思いましたねww




こちらでした。































ギボシで茶と赤で分岐されてるのがキーON配線で、その横のギボシが黄/赤配線が延長されてる箇所です。

なので黄/赤線から延長されてる赤線が茶の隣の赤線というわけです。





これで問題ナッシング!!!!!









↓の記事はちょい前に書いたんですが、投稿できてなかったようなので再投稿しました。

4 件のコメント:

  1. 初めまして。tzr50に乗ってる高校生です(^^)
    記事とても参考になりました♪自分もライトの暗さで悩んでいたので・・・
    ご質問なんですが、全波整流化するとライトがバルブでも明るくなりますか?
    また、自分で出来る自信が無ければお店に任せたりした方が無難でしょうか?
    分かりずらい質問ですみません。
    宜しければご回答宜しくお願いします(>_<)

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    1. 初めまして!コメントありがとうございます!

      6V車じゃあるまいしあの暗さは参りますよねw

      全波整流化すればバルブでも明るくなると思います!
      アイドリングの光量落ちもなくなるでしょうね。


      ある程度電装系がわかれば大丈夫そうですが、最悪エンジンさえかからなくなる場合もありますからね・・・

      やってくれるお店は無いことはないと思いますが、どれくらいお金がかかるかはわかんないです。

      ちょっと電気に強い友達とかいれば、一緒にやってもらうと力強いかもですね。

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    2. 返信ありがとうございます!
      やっぱり自分一人は厳しそうですねw
      お金と相談しつつ考えていこうと思います!
      ありがとうございました!( ・∇・)

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  2. こぐっさん2014年2月13日 21:44

    こんばんは!
    質問なんですが、4EUの場合のヘッドライトの直流化は同じで良いのでしょうか?
    よろしくお願いします。

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